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基本情報
小牧兄弟の名を冠した芋焼酎。芋の甘さとは少し異なる独特の後味
鹿児島県薩摩郡さつま町に蔵を構える小牧醸造。1909年に創業し、100年以上の歴史を持つ老舗の焼酎蔵です。その長い歴史の中で、大火や水害、さらには地震など、幾多の災害に見舞われる試練を経験してきました。しかし、その度に力強く立ち上がり、伝統を守りながらも時代の変化に適応し、今もなお品質の高い焼酎を造り続けています。
近年では、「一尚」シリーズを中心に、国内外のコンクールやコンペティションでの受賞歴を積み重ね、その実力を証明しています。特に革新的な試みにも積極的で、2023年には芋焼酎と同じく蒸留酒であるウィスキーの製造免許を取得し、新たな挑戦を始めました。焼酎造りで培った蒸留技術を活かしたウィスキーの展開にも注目が集まっており、今後のさらなる発展が期待されています。
小牧醸造の「一尚」シリーズは、小牧兄弟(兄:一徳、弟:尚徳)の本名から名付けられました。二人の名を冠したこのシリーズは、焼酎の可能性を追求する姿勢を象徴しており、伝統を守りつつも新たな挑戦を続ける蔵の精神が表れています。特に弟の尚徳氏は、2016年に三代目杜氏として蔵を継承し、祖父や父から受け継がれた「伊勢吉」を襲名しました。彼の手によってさらに進化を遂げる小牧醸造の焼酎は、今後も注目される存在となるでしょう。
「一尚」シリーズは、食前酒としての炭酸割りを提案するなど、これまでの芋焼酎の枠を超えた楽しみ方を提案する意欲的な商品です。特にビール酵母を使用している点が特徴的で、一般的な芋焼酎とは異なる発酵プロセスを採用することで、独自の風味を生み出しています。この手法により、すっきりとしながらも奥行きのある味わいが楽しめる仕上がりとなっています。
実際にロックで飲んでみると、芋の甘さとは一線を画す独特の後味が残り、これまでの芋焼酎とは異なる新しい感覚を楽しめます。炭酸割りにすると、さらに爽快感が増し、焼酎の可能性の広がりを感じることができます。飲む温度や割り方によって異なる表情を見せるため、自分に合った飲み方を探す楽しみもあります。
伝統と革新を両立させながら進化を続ける小牧醸造。その中でも「一尚」シリーズは、焼酎の新たな可能性を切り開く挑戦的な一本と言えるでしょう。これまでの焼酎の概念を超えた味わいを、ぜひ試してみてほしいです。
小牧醸造の芋焼酎は、他にも紹介しています。
湘南で買えるお店
藤沢とちぎやは藤沢本町駅から徒歩6分(藤沢駅からは15分ほど)の場所に構える、地酒と本格焼酎に強みを持つ酒屋さんです。店主自らが全国各地を飛び回り、その目で蔵を見て同じ志を持つ蔵元から直接仕入れをしています。
「小牧醸造」「佐藤酒造」「松露酒造」などの本格焼酎を取り扱っています。詳細はこちらをご覧ください。
小牧醸造の取扱店。2018年に訪れたときに購入しました。2022年8月に訪れたときにも置いていたかと思います。
ネットで買う場合
いちき串木野市 さつま町 しろゆたか すき酒造 へいわ アヤムラサキ サツママサリ ジョイホワイト ハマコマチ ベニハルカ ヤオコー リカーショップ北村 井上商店本店 佐多宗二商店 佐藤酒造 南九州市 吉永酒造 国分酒造 大海酒造 大石酒造 宮崎 小林市 小牧醸造 志布志市 指宿市 掛田商店 日南市 有田商店 減圧蒸留 無濾過 田村合名会社 白玉醸造 白麹 相良酒造 芋焼酎 芋麹 若潮酒造 藤沢とちぎや 重田酒蔵庫 阿久根市 霧島市 鹿児島 鹿児島市 鹿屋市 黒麹