高良酒造を代表する「八幡」と「田倉」。焼酎好きなら、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
同じ蔵が造る「八幡」と「田倉」の違いについて、実際に飲み比べてみました。
目次
高良酒造のご紹介
南九州市にある高良酒造は、環境省が選定する名水百選にも選ばれた清水の湧水で知られる川辺町に位置しています。この町は、古くから豊かな水資源に恵まれ、その清らかな湧水が生活や産業に深く関わってきました。高良酒造では、その川辺町の良質な湧水を贅沢に仕込み水として使用し、こだわりの焼酎を作り上げています。
家族経営で多角化をせず、甕での芋焼酎作りにこだわっている蔵です。主な銘柄は「八幡」と「田倉」。
八幡と田倉の原料や作り方の比較
実は八幡と田倉の原料や作り方はほとんど同じ。麹米が違うだけです。
| 八幡 | 田倉 | |
|---|---|---|
| 芋 | コガネセンガン | コガネセンガン |
| 麹 | 白麹 | 白麹 |
| 蒸留 | 常圧 | 常圧 |
| アルコール度数 | 25度 | 25度 |
| 麹米 | タイ産 | 国産 |
八幡と田倉の香りと味わいの比較
| 八幡 | 田倉 | |
|---|---|---|
| 香り | 芳醇で濃厚な芋のもったりとした甘さを感じさせる香り | 甘さは感じさせつつも八幡よりは控えめでスッキリとした香り |
| 味わい | 優しい甘さが口に広がるも、くど過ぎずほど良い甘さが口に残る | 甘さはあるが八幡ほどではなく、後味もよりスッキリとしている |
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個人的な感想
個人的には八幡の芳醇な甘い香りと甘ったる過ぎない甘さが大好きですが、田倉のように甘さはありつつスッキリと飲める芋焼酎も好きです。
味の好みに加えて、飲むシーンによって飲み分けても良いのかと思います。
濃いめの料理と合わせるなら八幡の力強い甘さ、スッキリとした料理と合わせるなら主張が控えめな田倉、といった感じでしょうか。
さいごに
高良酒造の銘柄「八幡」と「田倉」を飲み比べてみました。
同じ蔵から生まれた二つの芋焼酎を飲み比べることで、主に麹米の違いでこれほどの差が出るのかと、芋焼酎の奥深さを感じることができます。
好みだけではなく、飲むシーンにも合わせて飲み分けてみると、より楽しく芋焼酎と付き合えるのではないでしょうか?気になる方は是非、飲み比べをしてみてください。
まとめ
力強さがある「八幡」と八幡の方向性を示しつつもバランスを取った「田倉」
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